2005 FIFA U-17世界選手権ペルー大会で、メキシコに国際大会初となるタイトルをもたらしたメキシコ黄金世代のエース、ジオバニ・ドス・サントス。しかし、その決勝戦には父のある複雑な思いがあった......。
「全ての基本は父が教えてくれた。それがサッカー人生の始まりだった」
ドスサントスの父親はメキシコのクラブで活躍したブラジル人選手、ジジーニョ(Zizinho)。
ドスサントスはその次男としてメキシコで生まれた。
その才能を認められ、13歳でスペインの名門FCバルセロナに入団すると、すぐに選手として頭角を現す。
そして彼は、U-17世界選手権に出場する際、ある選択を迫られる。
自分が選手としてプレイすべきは、生まれ育った国メキシコか、それとも父の母国ブラジルか......。
彼は自らのルーツである故郷メキシコを選ぶ。
「僕はメキシコで生まれ育ったんだ。メキシコのユニフォームに誇りを持っているよ。」
そして迎えた2005年U-17世界選手権。
ドスサントスは、メキシコ代表のエースとして大活躍。メキシコは決勝に進出し、決勝の相手に父の母国ブラジルを迎える......。
「家ではちょっと複雑だった。父はブラジル人だからね。でも、最後は父もメキシコを応援してくれたよ。今までで一番幸せな日だった」
彼の目はすでに未来に向けられている。2010年のW杯南アフリカ大会に。
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