2006年、ワールドカップドイツ大会。この時、開催国ドイツ代表の正ゴールキーパーを務めたのはイエンス・レーマン。
2004年に就任したクリンスマン監督は、当時絶頂期だったカーンと、イングランドで活躍を続けるレーマンの2人を競わせた。
そして大会直前にクリンスマンが指名した正GKはレーマンだった。
当時、「正GKでないなら代表引退」と報じられていたカーンは、自らの経験を若いプレーヤーに伝えるために控えの立場を受け入れた。
カーンはその大会中、ベンチからチームを支え続け、チームは前評判を覆し準決勝に進出。残念ながらイタリアに敗れてしまったが、続く3位決定戦で、カーンに思わぬプレゼントが贈られた。それは試合出場。
カーンはその日のことをこう語っている。
「本当に報われた。諦めない、辞めない、先に進んでベストを尽くす。そうしたら人間、そんな贈り物をもらうのだ。素晴らしい夜だった」
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